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                                        2015/07/19の礼拝説教
  教会は神の家

   第一テモテ3:14〜16               皆川尚一牧師
   わたしは、あなたの所にすぐ行きたいと望みながら、この手紙を書いている。万一わたしが遅れる場合には、神の家でいかに生活すべきかを、あなたに知ってもらいたいからである。神の家というのは、生ける神の教会のことであって、それは真理の柱、真理の基礎なのである。確かに偉大なのは、この信心の奥義である。
   「キリストは肉において現れ、
   霊において義とせられ、
   御使たちに見られ、
   諸国民の間に伝えられ、
   世界の中で信じられ、
   栄光のうちに天に上げられた」(第一テモテ3:14〜16)。

神の家での生活

 この「神の家」とは地上の「キリスト教会」を指しています。天にある神の家は父なる神様を頭に長子イエス・キリストとその弟や妹である聖徒たち、天使たちが神の家族となっています。そして、地上の神の家も父と子と聖霊によって立てられた牧師と教会員たちによって成り立っています。牧師は神の代理として教会を治め、執事たちと信徒たちは神と牧師とに仕えて神の家族として愛し合い、助け合います。
 ここで、「生活する」と訳されたギリシャ語は「アナストレペスタイ」で、「言動する」という意味です。つまり「どのように語り、どのように働くか」という心得をパウロはテモテにこの手紙で教えています。第1章からた第3章までの間に牧師・信徒はいかに言動すべきか、すべきでないかが書いてあるのです。その中心は真理の柱・真理の基礎であるキリストを讃美・礼拝することです。

信心の奥義
 ここに、初代キリスト教会の讃美歌が記されています。
   「キリストは肉において現れ、
   霊において義とせられ、
   御使たちに見られ、
   諸国民の間に伝えられ、
   世界の中で信じられ、
   栄光のうちに天に上げられた」

その意味を簡単に解説しますと、「神の長子キリストは肉体をもって現れ、十字架上に人類の罪を贖うたの死を遂げられたが、聖霊によって復活し義であることが明らかにされ、天使たちにあがめられた。キリストは諸国民に宣べ伝えられ、全世界で信じられ、栄光の内に天に上げられた」という意味です。

礼拝と献金の精神
 ですから、わたしたちは霊と真理に基いて天の父と御子イエス・キリストを礼拝するのです。《ローマ12:1》を見て下さい。
  「兄弟たちよ。そういうわけで、神のあわみによってあなたがたに勧める。あなたがたのからだを、神の喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい。それがあなたがたのなすべき霊的な礼拝である」(ローマ12:1)。
 礼拝は自分の全身全霊を神に献げる行動であり、献金は献身のしるしなのです。旧約聖書の律法にある「燔祭(全焼の生贄)」と同じく<自分を捧げつくし、焼き尽くすことです。献金は神様から頂いた沢山の恵みの一部をお返しする行為ではありません。それは俗世間で通用する考え方です。わたしが子供の頃、母がマッチ箱を沢山用意しておいて、近所の人から頂き物をすると、必ずマッチ箱一個をお返しに渡しているのを見ました。、神様が喜ばれるのはマッチ箱一個ではなく、私たちが身も心もすべてを捧げつくして神の御ふところに飛び込むことであります。そのしるしとしてお金を捧げます。神はその金額を見るのではなく、その人の真心を見るのです。ですから、献金は献身のしるしであると心に刻みつけて下さい。

礼拝堂は神の臨在の場
 次に礼拝堂は礼拝の時だけでなく、いつも神様がおいでになる場です。今から約45年ほど前,まだ日本キリスト教会に属していたころ、東京中会の議長が上溝教会の若い牧師を不当な理由で上溝教会から追放しました。わたしは烈火の如く憤って、だれもいない礼拝堂の中で、説教壇の下に膝まづいて祈りました。「主イエス様、わたしは必ず次の中会の議場で中会議長を弾劾する演説をします」と。すると主は雷の落ちるような声で言われました、「あなたは何ということ言うのか。彼が立つも、倒れるもわたしによる。あなたは静まって控えていなさい」と。わたしはひれ伏して恐れ戦いて答えました、「はい、主よ、私が間違っていました。どうか、お赦し下さい」と。そして、次の中会の会議では、職権乱用した議長は失脚し、別の人が議長に選ばれたのです。
 このように集会のない日でも、いつでも主はこの礼拝堂においでになりすので、わたしはいつも十字を切って礼拝堂に入ります。緊急時は別として、普段の日は、礼拝堂の中で走ったり、我が物顔に闊歩したりせず、喜びと感謝と讃美で神様を崇めながら、互に愛し合い、楽しく生活して行こうではありませんか。アーメン
次回予告
 15.07.26  明るい人生観(第一テモテ4:1〜5)


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