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                                            2012/12/16の礼拝説教
神は語る

出エジプト25:17〜22
ヘブル12:22〜25
ルカ1:26〜38               皆川尚一牧師
モーセに語る
  「また純金の贖罪所を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半。また二つの金のケルビムを造らなければならない。これを打物造りとし、贖罪所の両端に置かなければならない。一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に造り、ケルビムを贖罪所の一部としてその両端に造らなければならない。ケルビムは翼を高く伸べ、その翼をもって贖罪所をおおい、顔は互いにむかい合い、ケルビムの顔は贖罪所にむかわなければならない。あなたは贖罪所を箱の上に置き、箱の中にはわたしが授けるあかしの板を納めなければならない。その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう」(出エジプト25:17〜22)。

  今日のメッセージのテーマは、「神は語る」ですが、一体どんな風に語るのか、皆さんは知りたいと思うでしよう。今日読んだところは、神様がシナイ山の山頂でモーセに語られたお言葉です。宇宙万物の創り主であり、生みの親である神様は、人の肉眼では見えない偉大な霊でありますが、色々な方法で人に語るお方です。肉の耳に聞こえる声か、あるいは心に響く声で語られます。

 モーセは80歳の時、このシナイ山で羊の群れを飼っていて、燃える柴の炎の中から語りかける神の声を聞きました。その時彼は神の預言者として選ばれたのです。それからは、たびたび神と語り合う親しい間柄になりました。イスラエル民族をエジプトから脱出させ、シナイ山で十戒と律法とを授けられました。その中で神様は山の上ではなく、天幕の礼拝所で贖罪所の上から語ることを約束されました。

マリヤに語る
 ところで皆さん、神様は直接人に語るだけでく、天使を通して語ることがしばしばあります。今はクリスマスの時ですから、「受胎告知」のことを取り上げます。先ほど朗読した《ルカによる福音書1:26〜38》を見て下さい。
 西暦紀元前6年頃のある日、ナザレの町に住むマリヤという名の処女の前に天使ガブリエルが訪れて、神のお告げを伝えました。
 「恵まれた女よ、おめでとう。主があなたと共におられます。
  あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけな  さい。彼は大いなる者となり、神の子と称えられるでしょう。そして、主  なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、彼はとこしえにヤコブ  の家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。

 これを聞いたマリヤは、自分は未だ男を知らないから子を宿すはずがないと答えます。すると天使は「聖霊があなたに臨み、神の力があなたをおおうので、あなたは神の子を宿すのだ。神のお告げ(レーマ)で実現しないものは一つもない」と教えます。するとマリヤは答えました、
 「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。
 すると天使は彼女から離れて行きました。ガブリエルは女の天使と言われています。受胎告知をするのに女の天使を用いるとは神様の優しさの現れではないでしようか。

イエスの血は語る
 また、先ほど朗読した《ヘブル12:25》を見て下さい。ここには、わたしたちが近づいているのは、天にあるシオンの山、天国の教会だとあり、
 「新しい契約の仲保者イエス、ならびに、アベルの血よりも力強く語るそ そがれた血である」
とあります。そそがれた血とは、神のみ子イエス様が十字架上で流された贖いの血潮を意味します。
 アベルの血とは、昔、カインが神に愛される弟アベルを妬んで殺した時、完全犯罪を企んで地中深くその亡き骸を埋めました。ところが、「正しい裁きをして下さい」と訴えるアベルの血の声が地下から神様に届いたので、神様はカインを追放されたという物語です。
 しかし、イエス様の血は「父よ、彼らを赦してやって下さい。自分が何をしているのか分からないのです」と神に背く罪を犯したすべての人のために叫んでいるのです。

イエスは語る
 イエス様はわたしが17歳の時、既に洗礼を受けたクリスチャンなのに自分の中に潜む憎しみ、妬み、姦淫、盗み、人殺し等の罪があるのを感じて悩んでいた時、礼拝の中で説教する牧師先生の前に十字架につけられたままのお姿を現して、わたしの罪を赦し、清めて下さることを語り、「今あるがままのあなたを、丸ごとわたしに委ねなさい」と言われました。それは、肉体の耳に聞こえる声でなく、心に響く優しいお声でした。それから今日まで、わたしはイエス様と会話しながら導かれて来たのです。

霊の波長を合わせる
 わたしだけが特別なのではありせん。イエス様はあなたにも愛情こめて語って下さいます。大切なことは、霊の波長を神様に合わせることです。心のチャンネルを回して神の心と同調できるまで努力することです。つまり、「イエス様」、「天のお父様」と呼びかけることによって、反応が返ってくるのを待つのです。あなたの霊魂は神の分霊であり、神はあなたの生みの親ですから、必ず答えて下さいます。わたしは「聖霊で満たして下さい」と一年間昼も夜も祈り続けてやっと聞き届けられました。イエス様から、「もうお前にはわたしの恵みは充分だよ、それで良いじゃないか」と言われましたが、「はい、主よ感謝しております。しかし、わたしの周りには悲しむ人、苦しむ人が沢山いますから、もっと力強く恵みを伝えてあげたいのです。どうぞ、聖霊で満たして下さい」と押してお願いした結果、強烈な聖霊の満たしを与えられました。そして、もっと、イエス様と親密になりました。
 いい加減なところで妥協せず、体当たりの信仰で祈れば、神は必ず語って下さいます。
                                      アーメン
次回予告 12.12.23  キリストの栄光(ヨハネ1:14〜18)

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