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                                            2012/12/9の礼拝説教
純金の信仰

出エジプト25:11
Tペテロ1:3〜9
ヨハネ11:27〜44               皆川尚一牧師
契約の箱の制作
  「あなたは純金でこれをおおわなければならない。すなわち内外ともにこれをおおい、その上の周囲に金の飾り縁を造らなければならない」(出エジプト25:11)。

  主はモーセに契約の箱の制作を命じられました。それは、10節〜22節の間に記されています。それはアカシヤの木を材料として使います。長さ2キュビト半、幅も高さも1キュビト半の長方形の箱です。キュビトは肘から中指の先までの長さを1キュビトとしますから、センチに換算すると、長さ110センチ、幅と高さは67センチです。この礼拝堂の聖餐台位の大きさです。この箱の上部の周囲に金の飾り縁を付け、この箱の下部の四隅に金の環を付け、それに2本のさおを通して箱を担ぐのです。また、箱の上蓋に贖罪所という箱と同じ広さのお盆を設けます。そのお盆の前と後ろにケルビムという2人の最高の天使が翼を広げて前後から贖罪所をおおうように取り付けます。

全て純金でおおう
 この箱は内側も外側も純金の板でおおいます。環もさおも純金でおおいます。贖罪所の蓋もお盆も純金でおおい、ケルビムも純金で制作します。何から何まで全部純金でピカピカに光り輝いています。この契約の箱は礼拝の幕屋の奥殿に置かれ、1年に1度大祭司だけが生贄の血を持って奥殿である至聖所に入り、贖罪所の金のお盆に注いで契約の箱を血潮で覆います。そして、大祭司は厳かに大声で、「ヤーウェー!」と叫んで、自分とイスラエルの民の罪の赦しを祈ります。すると神様は2人のケルビムの間、贖罪所の上からお告げを与えられるのです。

神社の神輿(みこし)
  日本の神社の神輿はこの契約の箱そっくりです。キンキラキンの黄金の屋根の上に翼を高く広げた鳳凰という一羽の黄金の鳥が乗っており、輿の下部の環に2本の長いさおを通して担ぐのです。このさおは祭が終わっても抜かずにそのまま保管するのは契約の箱と同じです。といっても違う所もいろいろあります。屋根があり、鳳凰も一羽です。契約の箱の中には十戒の石の板二枚とアロンの芽を吹いた杖、そしてマナの壷の三つが入っています。しかし、神輿には神が乗り移るための鏡があるだけで、形も正方形です。しかし、神様が天から降ってきてその箱の上からお告げを与え、奇跡を行われるという信仰では共通しています。これは移動式神殿だというのも共通です。

純金の信仰
 それにしてもなぜ神様は純金がお好きなのでしようか? それは、純金には神の霊力が伝わり易く、宿り易いという特徴があるからです。ですから、混ざり物やまがい物の金ではなく、混じりけのない純粋な神様への信仰を意味する純金が用いられます。果たして、神社の神輿に本当の純金が使われているのか、怪しいものです。見せ掛けだけの信仰ではなく、純金の信仰をささげましょう。では次に、その純金の信仰の実例をお話しします。

死人の復活
 先ほど朗読した《ヨハネ福音書11:37〜44》を見て下さい。イエス様はベタニヤ村のラザロの墓へ呼ばれて行きました。ラザロはその家の裏山を深く掘って造った洞穴式の墓の底に、白い布でぐるぐる巻きにされて葬られていました。イエス様は墓の大きな石蓋を取り除けなさいと言いました。しかし、死後4日も経っていたので、だれもラザロが生き返るとは信じられませんでした。ラザロの妹マルタもそうでした。しかし、イエス様が、「もし、信じるなら神の栄光を見るであろう」と言われたので、人々は蓋を取り除けました。イエス様は天を仰いで、「父よ、わたしの願いをお聞き下さったことを感謝します」と祈り、洞穴の奥に向かって大声で叫びました、「ラザロ! 出てきなさい!」。すると死人は白い布で顔や手足を巻かれたまま墓の底から登ってきました。イエス様は周りの人たちに、「彼をほどいてやって、帰らせなさい」と言われました。

 「たといラザロは死んでも、神様が良しとされれば、生き返ることが出来る」という信仰は純金の信仰です。わたしたちも自分の勝手な思い込みでなく、神様のお言葉は必ず成ると信じる純金の信仰の持主になろうではありませんか。
                                      アーメン
次回予告 12.12.16  神は語る(出エジプト25:17〜22)

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