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                                            2012/7/1の礼拝説教
雲の柱、火の柱

出エジプト13:17〜22
使徒1:8〜9
マタイ17:5〜8               皆川尚一牧師
神のご配慮
  さて、パロが民を去らせた時、ペリシテびとの国の道は近かったが、神は彼らをそれに導かれなかった。民が戦いを見れば悔いてエジプトに帰るであろうと、神は思われたからである。神は紅海に沿う荒野の道に、民を回らされた。イスラエルの人々は武装してエジプトの国を出て、上った。そのときモーセはヨセフの遺骸を携えていた。ヨセフが、「神は必ずあなたがたを顧みられるであろう。そのとき、あなたがたは、わたしの遺骸を携えて、ここから上って行かなければならない」と言って、イスラエルの人々に固く誓わせたからである。こうして彼らは更にスコテから進んで、荒野の端にあるエタムに宿営した。主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。昼は雲の柱、夜は火の柱が、民の前から離れなかった(出エジプト13:17〜22)。

  エジプトを脱出したイスラエルの民は北方の地中海に沿うペリシテ人の道を避けて、南方の紅海に沿う荒野の道へと進みました。地中海沿いの道はカナンに入る近道でしたが、途中に巨人ペリシテ人の要塞があり、激戦を覚悟しなければなりません。神様はイスラエル人が戦いに嫌気がさしてエジプトに帰りたがるであろうと予想して、紅海に沿う南方の道に彼らを導かれました。ここに神様の暖かいご配慮があります。

秩序ある大軍団
 イスラエル人は神様を先頭に、モーセ、ヨシュア、及び60万の軍勢に守られた12部族の全家族、異邦人たち、数え切れないほど多くの家畜たちをふくむ秩序ある大軍団でありました。総勢200万人にも及ぶ人々をどうやって砂漠を越えてカナンまで連れて行けるのか、人間の知恵や力では到底無理だと思われました。しかし、彼らは偉大な先祖ヨセフの「神は必ずあなたがたを顧みられるであろう。そのとき、あなたがたは、わたしの遺骸を携えて、ここから上って行かなければならない」という遺言を信じていました。彼らは「今こそその時だ」と信じてミイラとして保存されていた遺骸を大切に運んでいました。この大軍団は主に守られていたのです。その方法は21節〜22節に記されています。

雲の柱、火の柱
 「主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。昼は雲の柱、夜は火の柱が、民の前から離れなかった」。
 これは先ず、先頭に神様の雲の柱が地上から立ち昇って進んで行くのです。そのあとにモーセ、そして大軍団が進みます。すると、神の雲は棚引いてイスラエル全体を蔽います。これによってイスラエル人は砂漠の燃えるような太陽の炎暑から守られて、日射病や熱中症に罹らずにすみます。また、砂漠は夜になると昼間とは打って変わってひどく冷え込みますので、イスラエル人を蔽う雲の中に火があって彼らを暖めるのです。

 「エーッ、そんな雲なんて見たことがない」と怪しむ人もいるでしょう。その通りです。わたしたちはそんな雲を見たことがありません。これは自然現象ではなく、霊現象としてはあり得ると思います。神様は天使ミカエルをイスラエルの守護天使とされました。ミカエルは天の軍勢の総司令官ですが、彼の命令によりセラフィム(熾天使)の集団が雲と成ってイスラエル人の上空を蔽ったのです。雲も火も神様の天の玉座を囲む天使集団です。神様は雲の中、火の中から現れます。

 《マタイ17:6〜8》によれば、高い山の上でイエス様のお姿が神々しく変貌したとき、輝く雲が現れて雲の中から神様のお声が響いたのを弟子たちは聞きました。この雲はセラフィム集団であります。
 又、《使徒1:8〜9》によれば、イエス様が天に昇って行かれたとき、雲に迎えられてそのお姿が見えなくなりました。この雲もセラフィム集団です。

天使の助け
 神様は今日でも、雲を用いてくださいます。インドネシアの伝道者メルキオ・タリは、30度から50度までも上がる気温の中で伝道に出かけるとき、神様は空に雲を備えて炎暑を遮ってくださると記しています。
 また、アメリカの伝道者ケネス・ヘーゲンはある町にキャンピングカーを止めていましたが、その車の中に雲が充満して、雲の中からイエス様が現れて言いました、「あなたはこれまで天使を使うことをしないで来た。天使は《ヘブル1:14》に書いてある通り人間に仕える霊であるから、これからはもっと天使を使いなさい」と言われたそうです。
 神様は神に仕える人を護り、助けるために天使たちを遣わしていて下さいますから、わたしたちもそのように天からの助けを祈って働こうではありませんか。
                                     アーメン
次回予告 12.7.1 窮地に立つ(出エジプト14:1〜9)

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