トップページ >> 説教 >> 自分を好きになる秘訣
                                                  2003年5月25日の礼拝説教

 自分を好きになる秘訣

    Tヨハネ3:1〜3
    レビ記19:17〜18
    マタイ22:34〜40               皆川尚一牧師
自殺を考えた私
  わたしたちが神の子と呼ばれるためには、
  どんなに大きな愛を父から賜わったことか、よく考えてみなさい。
  わたしたちは、すでに神の子なのである。
  世がわたしたちを知らないのは、父を知らなかったからである。
  愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子である。
  しかし、わたしたちがどうなるのか、まだ明らかではない。
  彼が現れる時、わたしたちは、自分たちが彼に似るものとなることを
  知っている。そのまことの御姿を見るからである。
  彼についてこの望みをいだいている者は皆、
  彼がきよくあられるように、自らをきよくする(Iヨハネ3:1〜3)。

 先ずわたしのことからお話を始めましょう。私は15歳の時にキリストを信じてバプテスマ(即ち洗礼)を受けて、クリスチャンになりました。
ところが、17歳の頃になると自分が嫌いでたまらなくなって自殺したいと考えるようになりました。なぜかというと聖書に書いてある罪や汚れが
自分の中に沢山あって「これでは、到底クリスチャンだとか神の子だとかいわれる価値がない、死んだ方がましだ」と思うようになりました。
早く世の終わりがきて、宇宙も地球も自分と一緒にこなごなになって砕けて無になれば良いとも思いました。つまり、自分を抹殺したくなったわけです。自宅の玄関わきの三畳の勉強部屋で机に向っていた時、どうやって死のうかと考えていたその瞬間、時間が止まって生まれてこのかた
17年間の私の人生が映しだされました。息のつまる思いで全てを見終わった後、「あゝ、これでは死ねない。死んだら大変な事になる」と思いました。そこに見たものは悪いものばかりで、心のくらやみの中にいる全く
孤独な自分だけでありました。神は遠く宇宙の彼方にあり、地球上の
小さな砂粒にひとしい自分のことなど気にかけているはずがないと思われました。
 そうした絶望的な私にも、ある日、転機がおとずれたのです。それは、ある日曜日の朝でした。いつものように横須賀の私の教会の礼拝に
出席して、牧師様の語られる説教を聴いていたとき、先生の姿と重なるようにして、十字架にかかったイエス様の幻が現れました。先生の説教の声はひびいていましたが、輝くキリストの姿から私にきこえてくる声なき声は愛のメッセージでした。「私はあなたを愛している。ゆるしている。
うけいれている。私と一緒にいつまでも生きてほしい」とその声は私の心にひびきました。それで私はあまりの嬉しさに、あたりかまわず声をあげて泣きました。あるがままの私を丸ごとうけいれて愛していてくださるイエス様に全てをゆだねていけばいいんだということが分かったのです。
イエス様は私を神の子と認め、又、神の子らしく清め、強め、イエス様に似た愛の人にまでつくり変え、成長させて下さることが、だんだんにわかって来ました。今日のヨハネの手紙にそう書いてあります。

自分を好きになる秘訣
 さてこのような経験を経て、私はだんだんに自分を好きになって行きました。そこで今日は皆さんに自分を好きになる7つの秘訣をお話したいと思います。
 1.「わたしは神の子だ」と認める(セルフイメージを高める)
今日の聖句にもとづいて、「わたしは神の子だ」と認めるのです。なぜなら、天地万物の創造主である神様は、わたしたちすべての人の「お父さん」だからです。そのお父さんが偉大な愛をわかってほしいと、神の子
イエス様を天から送って下さいました。イエス様の自己犠牲的な愛によって、わたしたちは罪をゆるして、あるがままの自分をうけいれてくださる
大きな大きな神様の愛を知りました。だから、わたしたちは初めから
神の子だったし、今もそうなのです。罪を犯し、放蕩息子になっていた
時でも、神の子だったのです。だから、神の愛に目覚めたあなたは
「わたしは神の子だ」と認めて下さい。
この認識、この気持ちがいっさいの土台です。

 2.イエス様を自分の友だちにする
  「それはむずかしい」と思う人は、聖書の中の福音書を読んで下さい。イエス様のイメージをこころに描きながら読んで、「いいなぁ」と感じたら
そこに赤線を引くとか、しるしをつけておくといいです。そして、時々、
「イエス様!」と呼んでみて下さい。だんだんにイエス様が身近かになり、生活の中で親しい友となって行くでしょう。

 3.ひとりで自分の好きなことをする
  例えば、ネコと遊んだり、犬と散歩したり、きれいな花に「きれいだよ」と話しかけてみたり、歌をうたったり、絵を描いたり、クッキーを焼いたり、ピアノを弾いたり、ダンスをしたり、ニコニコしてみたり、何でもやってみて下さい。自分へのプレゼントだと思って、一日に一つ好きなことを
やってみましょう。

 4.自分の友だちになる
  「ここがわたしの良いところ」とか「わたしはこれがとくい」とか言ってみる。自分の中の良いところは、探せば沢山でてくる。キライなところを考えるのをやめて、好きなところを考えてみましょう。自分自身に「わたしは
ステキ!わたしはわたしがスキ!」と朝も、昼も、夜も、いろんな時にいろんな所でささやいてあげましょう。自分を好きになれれば、みんなのことも好きになれるし、自分の友だちになれれば、みんなとも友だちになれます。自分のスキなことをみんなにもわけてあげましょう。そうすると友だちが出来てくるでしょう。(セルフイメージを高めること)

 5.自分の<きもち>を大切に <きもち>は、わたしたちに教えてくれます。今、何が起こっているのか、何がほしいのか、何が大切なのか。
うれしい、幸せ、いいきもち、ふつう、まあまあ、ゆううつ、悲しい、怒ってる。<きもち>は心をはかる温度計みたいです。<きもち>はあなたに
「自分のことを大切にして」と話しかけています。うれしい時は「うれしい!」と叫んで笑えばいいし、悲しい時は「悲しい!」とつぶやいて、思いっきり泣けばいいです。心の中の傷ついた<きもち>は、できるだけ早く外に出してあげることです。人に言うとまずい時には、イエス様に言うと良い
です。どんな<きもち>でも温かく受けとめてくれます。聖書の中に150篇の詩歌がありますが、みんなその時、その時の<きもち>を神様に
注ぎだした祈りです。

 6.<きもち>を話す <きもち>を心の中に閉じ込めておかないで、
話してみることが大切です。怒っている時でも、相手を責めないで、
「つらい」とか「さびしい」とかいう<きもち>を話すのです。「あなたがこうした」と言わないで、「わたしはこう感じている」「わたしはこうしたい」とか話すのです。「あなたは」・・・・から始めると相手も頭に来てケンカになります。相手の話していることをよく聞いてみるのも大切です。自分の
<きもち>を大切にすると、相手の<きもち>も大切にしたくなります。

 7.人間っておもしろい こうしているうちに、自分はほかのだれともちがう、それはそれでいいんだと思えて来るでしょう。あるがままの人間は、それぞれ違っていておもしろい。失敗だってわるくない。路を間違えれば正しい路をおぼえて、次は間違えないで走れます。 神様もあなたのことをそのように思って見守っているのです。あなたは天地創造の初めから
「神の子」であります。だから自分を大切にして、イエス様のパートナーとなって下さい。イエス様はあなたを受けいれて、天にある神の家族の
一員として認め、「わたしの弟よ、わたしの妹よ」と愛してくれます。
これが自分を好きになる秘訣です。                 アーメン

トップページ >> 説教 >> 自分を好きになる秘訣