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                                         2011/12/25の礼拝説教
  神の愛と神への愛

   ヨハネ3:16〜21
   ホセア6:4〜6
   Tヨハネ4:7〜12         皆川尚一牧師
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。
それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、
永遠の命を得るためである。神が御子を世につかわされたのは、
世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである.
彼を信じる者は、さばかれない。信じない者はすでにさばかれている。 
神のひとり子の名を信じることをしないからである。
そのさばきというのは、、光がこの世にきたのに、人々はそのおこないが悪いために、光よりも闇の方を愛したことである。悪を行っている者はみな光を憎む。そして、そのおこないが明るみに出されるのを恐れて、光にこようとはしない。しかし、真理を行っている者は光に来る。その人のおこないの、神にあってなされたということが、明らかにされるためである
(ヨハネ3:16〜21)。


聖書のクリスマス・メッセージ
 皆さん!ここに聖書のクリスマス・メッセージがあります。それは、
「神はその独り子を賜わったほどにこの世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」(16節)
と言うのです。
 神様が愛して下さったこの世というのは、わたしたち人間の住む世界のことです。いや、むしろ神様に背いてエゴを主張しながら生きている人間を「この世」と言っているのです。それを続けていれば人は滅びてしまいます。滅びるとは、どういうことなのでしょうか?

若き日のアウグスチヌス
 第4世紀のキリスト教会の聖者アウグスチヌスはアフリカ人で由緒ある家柄の若者でした。彼はあこがれの都ローマに行って青春を楽しみました。15歳でひとりの少女を愛して同棲し、16歳で男の子が生まれたので、その子をアディオダートス(神の賜物)と名づけました。その同棲生活は16年続きましたが、母のモニカは家柄が釣り合わないと言って結婚を認めず、無理やり別れさせました。アウグスチヌスは自暴自棄になって別の女性と関係を持ったり、集団を組んで盗みを働いたり、どんどん堕落して行きました。彼の霊魂は真の愛に飢えていたのです。そんなある日、彼はある人の家で聖書を見ました。するとその時、幼い天使の声が歌うのを聞きました。「♪とって読め〜♪、♪とって読め〜♪」。何気なくアウグスチヌスが開いてみると、ヨハネ福音書3章16節が目に飛び込んできました。こうして人間の愛に失望していた彼は、神の賜物であるイエス様を信じて永遠の命を持つ人に生まれ変わり、神に仕える人になったのです。

ある役人T氏の献身
 東日本大震災もこの世の大きな不幸でした。津波に何もかも押し流された人が、「神の仏もあるものか、これは地獄だ〜」と叫んでいるのを、わたしはニュースで見ました。無理もないことだと同情させられました。

 ところで、同じような大災害にあっても別の体験を持つ人もいることをお話ししたいと思います。
 今から88年前、関東大震災が起こりました。東京の内務省の役人であったT氏は鎌倉の自宅に住む妻子が心配で、長い時間かかってやっと我が家の前に辿り着きました。すると大きな余震が襲ってきて目の前で我が家は倒壊し、炎上してしまいました。全く手の施しようもなく、腰が抜けて道路に座り込みました。そのとき、「神は愛なり!」という聖書の言葉が電流のように彼の心を打ちました。そこにも神様はいたのです。彼は自分の人生を神様にささげて、「神の愛こそ永遠の命であること」を人々に知らせて生きる決心をし、無教会主義の伝道者になりました。

神への愛
 ところで神様といえば、ただの巨大なエネルギーであって人間はそのパワーを受けて生きるんだとか、神社へ行ってご利益を祈る人々は賽銭箱に10円銅貨とか、ひどいのになると1円アルミ貨を投げ込んで祈ることも平気です。これは神様を利用すること、言い換えれば自分に仕えさせることになります。それは最大の罪です。
 本来は逆であって、人間は自分の創り主であり、産みの親である神様に仕えるべき立場にいるのです。その崇高な尊い神様が、最愛の独り子イエス様を罪人である私たちの救い主として賜わったのですから、わたしたちも自分自身を神様に献げて仕えるべきではありませんか。それが神様への愛です。わたしたちは救い主イエス様を見える神様として信じて仕えることによって宇宙よりも偉大な神様の愛児となり、神様と心と心の交流を持ち、明るい未来に向かって大きく踏み出そうではありませんか。                                     アーメン
 

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