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                                                    2004/12/05の礼拝説教
  愛で満たす

   ヨハネ3:16〜17
   ホセア14:1〜4
   ローマ8:35〜39                 皆川尚一牧師
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。
それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、
永遠の命を得るためである。神が御子を世につかわされたのは、
世をさばくためではなく、御子によって、
この世が救われるためである(ヨハネ3:16〜17)。

心を良いもので満たそう
 皆さん!今年のクリスマスのキャッチフレーズは、
「心を良いもので満たそう」です。このキャッチフレーズが、わたしの心の中に浮かんだのは、クリスマス案内ビラの原案を想いめぐらしていた時、わたしの心の中に歌が聞こえてきたからです。

  イエスは愛で満たす、
  聖霊で満たす、
  わたしの心の中を

という歌なのです。ふと、気がついてみたら、心の中だけではなくて、
わたしはその歌を口ずさんでいました。そして、思ったのです、
「そうだ、『心を良いもので満たそう』にしよう。このクリスマスは愛、喜び、平和、善意、思いやり、ゆるし・・・・それら全てで充満している神の聖霊で心が一杯になるように祈ろう」と。

イエスは愛で満たす
 「イエスは愛で満たす・・・・わたしの心の中を」とわたしが歌えるのは、イエス様を通して宇宙よりも偉大な神様の愛を、わたしが体験したから
です。神様の愛はわたしだけでなく、すべての人に注がれています。
さきほど朗読したヨハネ福音書は神様からのラブレターです。
                             ≪ヨハネ3章16〜17節≫

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。
神が御子を世につかわされたのは、世をさばくためではなく、
御子によって、この世が救われるためである」

 「この世」という所に、「あなた」を入れかえて読んでみて下さい。

 「神はそのひとり子を賜わったほどに、あなたを愛して下さった。
それは御子を信じるあなたが滅びないで、永遠の命を得るためである。

 神が御子をあなたにつかわされたのは、あなたをさばくためではなく、御子によって、あなたが救われるためである」

 こうして読みかえてみると、神様の愛が個人的な、あなたに対する
愛だということがわかるでしょう。人類への愛とか、大衆への愛とか、
そういったロマンチックな、抽象的な、観念的な、夢のような愛ではなくて ごく身近なものだということがわかるでしょう。宇宙よりも偉大な創造主、あなたの生みの親であるお方がわたしたちに自分の愛を知らせようと
思って、天国から御子をこの世に遣わされたのです。偉大な神のひとり子が肉体をもつ小さな赤ちゃんとなって、この罪深い人の世に宿られたのです。イエスと名付けられたこの人に出会うことによって、だれでも
自分が神様に愛されていることを実感させられます。この聖書の中に
ある四つの福音書は、イエス様に出会って神様の愛を受け取って幸せになった人たちの記録です。これを読んでいるうちに、この本の中でイエス様の愛に触れるのです。いや、この本を超える実在の神の愛で満たされるようになります。神の愛が自分にも届いているんだということがわかります。「イエスさま!」と呼ぶだけで神の愛が心の水門を通ってドッと流れ込んで来ます。なぜなら、あなたは、もともと神の子であって、天で生まれ、神様に愛された記憶を心の底の潜在意識の中に秘めている尊い
存在だからです。

愛されている確信
 フランスの有名な「レ・ミゼラブル」という小説を書いた
文豪ヴィクトル・ユゴーはこう言っています。

 「人生の最上の幸福は、
 自分自身のいかんにかかわらず、
 愛されているという 確信である」

 愛されている確信は人を力づけます。だれかに愛されているというだけで幸せであり、生きる喜びと勇気が湧いて来ますね。しかし、わたしたちは自分を見つめていると、しばしば自信がなくなって来るのではありませんか。人の愛を何度も確かめたくなります。愛のしるしを見たくなります。人の愛は失われやすく、移ろいやすく、人は死ぬことによって愛が失われることを知っているからです。

 だから、わたしたちは永遠不滅の神様の愛につつまれていることを
知る必要があるのだと思います。神様の愛の中で永遠に生きる希望と
確信が生まれるからです。イエス様がわたしたちの罪と悪とみじめさと
汚れとを全部背負って十字架の上ですべてをゆるし、きよめて下さった
ことを信じて受け取る人は幸せです。それは真実な良いニュースです。

* わたしは自分の罪と汚れを見つめて滅びるほかないと思い、自殺を考えたとき、このまま死んだら大変なことになると感じました。ノイローゼになって不眠症にかかって、自然の中で心をいやそうとしたけれどだめでした。宇宙よりも偉大な神が、小さな砂粒のように無価値なわたしを
目にとめるはずがないと思って、ますます絶望的になりました。しかし、
わたしは教会の礼拝の集いの中で、牧師様の説教を聞いているとき、
先生の前に十字架にかかったままのイエス様が現れたのを見ました。
そして、イエス様がわたしを愛してくれているのを知ったのです。それは実感であり、だれもわたしから奪うことのできない不滅の愛、救い力で
ありました。わたしは神様に愛されていることを確信し、永遠に生きる力を受けたのです。

自分を熱愛せよ
 あなたも神様から愛されています。イエス様を通して本当に失われる
ことのない愛で心を満たしてもらって下さい。

 日本の作家で有名な白樺派の文豪志賀直哉はこう記しています。

 「子どもにこう教えようと思う。
 自分を熱愛し、自分を大切にし、
 自分を尊敬してきたと、
 自信をもって言うことができる。
 しかし同時に、たえず自己嫌悪に陥った。
 自分ほど駄目な奴はないとも思った。
 けれどもついに自分を見放しはしなかった。
 自分を大切なものに思う気持は 失わなかった。
 このことは誰にも必要なことだ」

 だれがあなたを見放したとしても、
神様は決してあなたを見放したりはしません。

イエス様は言われます、

「わたしは決してあなたを離れず、あなたを捨てない」
と(ヘブル人への手紙13章5節)。

だから、わたしたちは神の愛で心を満たされ、自分を熱愛し、自分を
大切にしましょう。自分を尊敬し、神が自分に与えた人生を有意義に
生きましょう。そして、人々から受ける愛にもすなおに感謝して応えましょう。そして、ダビデのようにわたしたちも、こう言えたらすばらしいですね。

ヘブライ語で、「アーハブ゙ティ ヤーウェ」
日本語で、「主よ、あなたを愛します」
英語で、「アイ ラブ ジーザス」

両腕のないスウェーデンのレーナ・マリアさんが来日して久米宏の番組で「アイ ラブ ジーザス」を笑顔で高らかに歌った時、彼女の全身全霊が愛で満たされているのを見ました。                  アーメン

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