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                                                    2004/05/16の礼拝説教
  あなたは神の申し子

   エペソ1:3〜7
   サムエル上1:26〜28
   ヨハネ3:16                    皆川尚一牧師
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。
それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、
永遠の命を得るためである(ヨハネ3章16節)。

神の申し子
 今日のメッセージの主題は「神の申し子」となっています。「申し子」などという言い方は、一寸古風な感じがしますけれども、札幌のNさんが
「わたしも神の申し子になりたい」と言って教会の集まりに来られたので、若い人なのに「申し子」とは面白いと思って、広辞苑で調べて見ました。すると次の二つの意味がわかりました。

(1)神仏に祈ったおかげで授かった子。
(2)神仏などの霊力をもつものから生まれた子。

 それから、もう一つ「和英併用広辞典」で調べてみたら、英語では、 Heaven-sent child(ヘブン-セント チャイルド) 「天が送った子」 となっていました。これで、ますます面白くなりました。

神に祈って授かった子
 第一の、「神に祈って授かった子」の実例は聖書の中に沢山ありますので、その中の一つ「サムエル」を取り上げてみたいと思います。

 ≪サムエル記上第1章≫をごらん下さい。かいつまんで説明しますと、ハンナという女性には子供が生まれなかったので「うまずめ」というレッテルを貼られて人々からいじめられていました。そこでハンナは天地万物の創り主である神様を礼拝するお宮で一心に祈りました、「主よ、どうかわたしの悩みをあわれに思って男の子をお授け下さい。そうしたら、わたしはその子を一生の間、主におささげ致します」と。はげしく泣きながらお宮の柱にもたれて祈る彼女の姿を見て、祭司のエリが祝福を与えました。それから間もなく彼女はみごもり、男の子を産んで「サムエル」と名付けました。「神の名」という意味です。ハンナが神にお祈りして授かった子ですから、サムエルは正に「神の申し子」でした。この子は神様のそばに仕えるのが好きで、神の宮で祭司のお手伝いをしました。そして、ある夜、神様からのお告げを受け、やがて預言者としてイスラエル民族を導く人になりました。彼は神の霊力をもつ人となったのです。

天の送った子
 第二に、神の霊力をもつ人は「天の送った子」です。このことは、すべての人にあてはまると思われます。たとい、あなたのお母さんがハンナの
ようにお祈りしないであなたが生まれたとしても、両親の願望の有る無しにかかわらず、あなたは神の願望によってこの世に生まれ出たのです。なぜ、そんなことがわかるのかというと、これも聖書に書いてあるからです。新約聖書≪エペソ人への手紙第1章≫を開いて見て下さい。

 「ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神。神はキリストにあって、天上で霊のもろもろの祝福をもって、わたしたちを祝福し、みまえにきよく傷のない者となるようにと、天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び、わたしたちに、イエス・キリストによって神の子たる身分を授けるようにと、御旨のよしとするところに従い、愛のうちにあらかじめ定めて下さったのである。これは、その愛する御子によって
賜わった栄光ある恵みを、わたしたちがほめたたえるためである。
わたしたちは、御子にあって、神の豊かな恵みのゆえに、その血によるあがない、すなわち、罪過のゆるしを受けたのである」(エペソ1:3〜7)。

 これによると、わたしたち人間は天地創造の前に、すでに神様に似た霊魂、すなわち神の子として生みだされていたのです。それも神のひとり子を通して、ひとり子に似た形をもつ霊魂として天で生まれ、大いに愛されていました。神様は御子によって宇宙をつくりだし、太陽系の星たちをつくり出し、この地球という星の上に肉体をもつ人間をつくって、その肉体の中に天から人間の霊魂を送りこまれました。それは一定の生涯を肉体の中ですごして、進歩向上の結果、再び美しく、たくましく、きたえられた神の子として天につれもどすというご計画にもとずくのです。

 わたしの知人のMさんという女性は、天界からこの世に送られて来た時の記憶を持つ人です。彼女は天上界で主イエス様の前に立っていました。イエス様の御手には巻物がにぎられていて、その中にこの世に下った後のMさんの生涯の青写真が記されていました。その内容があまりにきびしく辛い人生であったので、イエス様が「これで良いのか?」と何度も念を押され、「はい、それでいいのです」と彼女は答えて巻物を受けとり、天上界を出発しました。イエス様は彼女を大いに祝福し、あらゆる苦難に耐えて、立派に務めを果して天に帰ってくるようにと励まして下さいました。天界からこの世にくだってくる途中、天界の色々な層に住む聖徒たち、天使たちから、「しっかりやってね〜」「幸せにね〜」と沢山の励ましと
祝福とを受けて、ついに彼女が選んだこの地上の両親の許に来て、
母の胎内に宿ったというお話でした。その人のこれまでの人生は
巻物に書いてあったとおりのきびしく辛い人生だったのです。

 Mさんのことをお話したのは、聖書にしるされていることの
一つの裏付けと思われるからです。

 つまり、わたしたちは皆、天からこの世に送られて来た、神の申し子
だといえるのではないでしょうか。人の親の願望がなかったか、あったかよりも遥かに重要なのは、神様の愛の願望によって、あなたはこの世に送られて来たという事です。その意味で、「神の申し子」なのです。

申し子に相応しい生き方
 さて、ここで初めに読んだ≪ヨハネによる福音書3章16節≫に
もどりましょう。

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」。  

神の申し子としてこの世に生まれた人類は、神の愛を無視し、神に背いて、あらゆる肉欲と闘争の世をつくりだしてしまいました。このままで神様に心をつなげることなく、あなたのエゴと欲のおもむくままに生きて行けば、天界には帰ることが出来ず、みな滅びてしまうほかはない。
これが人間のつくりだした罪の世です。

 しかし、父なる神様はこの罪の世にさまよっているわたしたちを救い
出して天に連れもどすために、神のひとり子を人間イエスとして
天から送って下さいました。

 皆さんは、「パッション」という映画をごらんになりましたか。あれほどの苦しみを神の御子イエス様が受けて下さったのは、わたしたちの罪の
ゆるしのため、罪と欲のとらわれからの解放のためであったのです。
わたしたちはイエス様の無私の愛の中にとびこんで自分の罪を悔い改めることによって救われます。自分の力では罪と我欲に勝つことが出来ません。しかし、イエス様の愛の中に自分をささげつくすならば、滅びから永遠の命へと自分の人生を切り換えることができます。どうか、神様の愛を感謝して何もかも赦され清められますように。        アーメン

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