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                                            2007/4/8の礼拝説教
  復活の栄光

   イザヤ52:13〜15
   エペソ4:7〜10
   ヨハネ20:11〜28                皆川尚一牧師
闇を照らす光
 
その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を
おそれて、自分たちのおるところの戸をみなしめていると、イエスがは
いってきて、彼らの中に立ち、『安かれ』と言われた。そう言って、手と
わきとを、彼らにお見せになった。弟子たちは主を見て喜んだ。  
 
イエスはまた彼らに言われた、『父がわたしをおつかわしになったよう
に、わたしもまたあなたがたをつかわす』。そう言って、彼らに息を吹き
かけて仰せになった、『聖霊を受けよ。あなたがたがゆるす罪は、だれ
の罪でもゆるされ、あなたがたがゆるさずにおく罪は、そのまま残るで
あろう』」(ヨハネ20:19〜23)。

  イエス様が甦られた日曜日の夕方、弟子たちはユダヤ人の襲撃を恐れて一つの部屋に閉じこもっていました。彼らの心の中は真っ暗でした。彼ら弟子たちは、その朝すでにマグダラのマリアから「イエス様は甦られましたよ!」という喜びの知らせを受けていたのに、未だ心の中は闇でした。信仰のないところには、恐れと不安と疑いと暗闇とが支配するものです。
  すると突然、イエス様は厳重に閉ざされたその部屋の中に姿を現されました。ほの暗いともし火を全く無用にしてしまう太陽よりも明るい光が
部屋全体を照らしました。そして、その光の真中にイエス様は立っておいでになりました。「安かれ」(シャローム)と力強く呼びかけると、イエス様は両手とわき腹とをお見せになりました。ご覧なさい、その両手首には
なまなましい十字架の釘跡が残っています。わき腹には槍でえぐられた傷跡が口を開けています。それこそまさしく十字架という祭壇に献げられた神の子羊イエス様の印ではありませんか。いっさいの人間の罪を贖い清める神の子の清い血潮がその傷からすべての人に注がれています。
  ですから、「安かれ」(シャローム)という第一声は、主を見捨てて逃げた弟子たちへの赦しの宣言であったのです。
  この夜とおなじように、復活のキリスト・イエス様は今でもあなたの心に入って来て、「安かれ」と言って下さり、心を清めて下さり、喜びでいっぱいにして下さいます。そしてイエス様を信ずるならば、あなたはもう独り
ぼっちではありません。生きている時も死ぬ時も、イエス様があなたの手を取って一緒に歩いて下さるからです。

  今年の1月13日堀田幸子さんから「夫の病状が悪化してお医者様から『あと一週間か十日しかもたない』と言われました」というお電話を受けて、何度か海老名総合病院にお見舞い行きましたが、1月17日にわたしが独りでお見舞いに行ったとき、アメリカから駆けつけて来られた弘美さんがベッドに付き添っていました。そしてわたしが帰ろうとして廊下に
出たとき追いかけて来て、低い声ですが、思いつめたように「先生、父は死んだらいなくなってしまうのですか?そうじゃありませんよね」と尋ねられました。「そうですとも、お父さんは肉体は死んでも、霊魂はイエス様と一緒に生きていて、あなたや、ご家族をイエス様と一緒に見守っていて
くれますよ。大丈夫です」とわたしは答えました。弘美さんの顔はパアーッと輝いて、「ああ、よかった。安心しました」と、喜びでいっぱいになりました。そのときイエス様の復活の栄光が弘美さんの心の闇を照らしたのです。わたしたちは皆イエス様の永遠の命に連なって、いつまでも、いつまでも、一緒に生きて行くことが出来るのであります。

闇の世を照らせ
  更に、第一の「安かれ」に続いて、第二の「安かれ」が発せられました。 第二の「安かれ」(シャローム)は弟子たちを憎む人々に罪の赦しの福音を持っていく力となりました。弟子たちは憎しみや怒りや呪いを持つ闇の世の人々を恐れていました。恐れて自分たちの部屋に閉じこもって縮みあがっていました。そこでイエス様は弟子たちをイエス様の名代(みょうだい)としてこの世に遣わすと言われたのです。そして弟子たちに息を吹きかけて、「聖霊を受けよ!」と言われました。すると彼らの中に平安と喜びと勇気とが湧き上がってきたのです。何んという恵みでしょうか。新しい
ことが起こったのです。彼らは闇の世を照らす光として、外に出て働き
始めました。  

  今年の「地の果てまで」3、4月号に黒海沿岸のアブハジア共和国に住むアルトゥール牧師の話が載っています。彼は子供のころ魔術の影響を受けて、死んだ人の骨を粉にしたものを飲まされたり、グルジアとの戦争に参加したり、マフィア(暴力団)に入ったりして心の中が真っ暗でした。
しかし、今から9年前のある日、山頂の自分の家に帰るとき、山道で神様の声を聞きました。「あなたの内に潜んでいるサタンを追放しなさい」と。まさか自分に悪霊が憑(つ)いているなど思いもよらないことでしたが、
三度も神様から命じられたので、決心して言いました、「サタンよ、わたしから出て行け!」すると物凄い唸り声が自分の口から出て、からだ全体が震え始めたので、「サタンよ、わたしから出て行け!」とまた命じました。すると大声を発してサタンが出て行きました。アルトゥール牧師が感謝に満ちて山頂の家に帰り、妹さんと2階のリビングにいたとき、黒海に向けて開かれた窓からイエス様が入ってこられました。復活の主は太陽の何百万倍ものまばゆい光に包まれて入って来て二人を照らしました。それによって彼らは聖霊で満たされ、イエス様に100%自分を献げて仕える人となりました。そして、その住まいを麻薬とアルコールに囚われた人々のためのリハビリセンターとして献げたのです。

  皆さん、わたしたちも復活の主イエス様を心に受けいれて、聖霊で
満たされ、闇の世を照らす光となろうではありませんか。   アーメン

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