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                                                    2012/12/23の礼拝説教
  キリストの栄光

   ヨハネ1:14〜18
   エゼキエル37:27〜28
   Uペテロ1:17                  皆川尚一牧師
 そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。
 ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである」。わたしたちすべての者は、その満ち満ちているものの中から受けて、めぐみにめぐみを加えられた。律法はモーセをとおして与えられ、恵みとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである(ヨハネ1:14〜18)。

光源はイエス
  この福音書を書いた使徒ヨハネはイエス様のご降誕をユニークな言葉で告げています、「言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た」と。肉眼では見ることの出来ない神の言(ロゴス)であるキリストが、肉となって地上に生まれた。神の霊が肉という幕屋の中に宿られた。あたかも、天地創造の神様がイスラエルの民の真中にある神の幕屋に降臨されたようだと言っています。あのとき、神の栄光はケルビムの雲につつまれて見えなかったけれども、今、イエスとして降臨された神の栄光は肉眼で見ることができました。

 有名な画家ヘールトヘン・ヤンスの描いた「飼い葉おけのイエス」という画では、馬小屋の中は真っ暗で唯一の光源はイエス様でした。キリストの栄光は、覗き込むマリヤとヨセフ、羊飼いたち、羊や牛や馬たち、そして、天使たちの顔をあかあかと照らして輝かせています。イエス様のご栄光を見ると、心も顔も輝くのです。

恵みとまことに満ちる
 ヨハネは、「その栄光を見た」と言いますが、簡単に見たのではありません。ギリシャ語で「テアオマイ」と言って、「驚きをもって、じつと見つめた」と言う意味です。ヨハネは第一の手紙の初めに、「天地創造の初めから在った者、わたしたちが聞いていた者、見届けた者、驚いて手で触って確かめた者、『永遠の命』を告げ知らせる」と書いています。ヨハネはユダヤ人でしたから、聖書の教えを学び、メシア(キリスト)が天下って来てユダヤ民族を救うという神の約束を信じて待っていました。

 しかし、ヨハネはイエス様よりあとに生まれたので、赤ちゃんのイエス様を見たわけではありませんが、イエス様の弟子となり、寝起きを共にしてイエス様を見守り、見習い、十字架の死を看取り、復活・昇天を見届け、エペソで゜釜茹での刑に遭っても守られ、絶海の孤島パトモスでも生き延びてエペソに帰り、100歳まで教会の世話をして天に帰りました。ヨハネ福音書、ヨハネの手紙、ヨハネの黙示録は彼が見たイエス様の栄光の証しです。恵みとまことに満ちた生涯でした。彼はキリストと共に永遠に生きています。

キリストの栄光を受ける
 皆さん、わたしたちはキリストの栄光を見ることも、栄光を受けることも出来るのです。  
 例えば、戦前から満州で伝道していた婦人宣教師先生は、終戦後に侵入してきたロシア兵の襲撃を受けました。囚人上がりの獰猛なロシア兵はドアを軍靴で蹴破って入ってくると、先生を捕まえて床に投げつけてレイプしようとしました。先生は必死で抵抗し大格闘となりましたが、力尽きて倒れると、ロシア兵は靴で先生の脚を踏みつけ、上体を引き起こし、こめかみに拳銃を当てました。「もう、だめだ」と思ったとき、目の前が真白になって、イエス様のお声が聞こえました、「わたしはあなたと共にいる」と。ロシア兵がカチッと引き金を引いた音を聞いたとき、先生は意識を失ってバタッーと倒れました。ロシア兵が出て行ったあと、我に返った先生のひざにピストルの弾が落ちていたそうです。

 また昭和22年6月に日本に帰ってきて、米軍機の爆撃で焼け野原となった神戸の焼け跡で伝道活動を始めました。満足な食べ物もなく、精魂尽き果てて、「イエス様アア」と心に叫んでいると、あたり一面金銀の光がまぶしく輝いて、天が開け、天からイエス様を中心に輝いた人々の大群衆が下って来るのが見えました。「主よ、主よーー」と叫ぶと、自分の体が蝶のように軽くなって、どんどん昇って行き、輝く大群衆の中に吸い込まれました。こうして我に返ったとき、彼女はすっかり元気になっていたのです。

 皆さん、わたしたちは今、イエス様を信じて主の愛のふところに抱かれ、イエス様を心の王座にお迎えし、イエス様で満たされて生きるならば、それは永遠に続くのです。ですから、皆さんもどうぞ、あなたの永遠の生命であるイエス様を受け入れて、キリストの栄光に輝く霊魂となってください。
                                   アーメン


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